ライヒスラート・フォン・ブール
食事とともに楽しむ
食事とともに楽しむ ブール醸造所甘口ワイン ブール醸造所ゼクト(スパークリング)
ブール醸造所特級畑 ブール醸造所甘口ワイン
ドイツで最も温暖な地として知られるファルツ地方。ハート山系により荒い西風から守られ、イチジク、アーモンド、レモンといった 南国系の果物も良く育つ、グルメにとっても天国ともいえるこの土地で、3本の指に数えられ、バッサーマン・ヨルダン、ビュルクリン・ヴォルフ とともに それぞれ頭文字がBではじまることから、「ファルツの3B」と称えられる醸造所、それがライヒスラート・フォン・ブールです。
「ライヒスラート(=帝国国会評議員)」とは、20世紀のはじめにバイエルン王国にてその役職で活躍し、ルートヴィヒ2世より男爵号を与えられた、フランツ・エーバーハルト・ブールに由来します。

150年の歴史を持つこの醸造所は、著名なワイン村が集まるミッテルハート地区の中心、ダイデスハイム村に位置し、ライタープファット、ペヒシュタイン、キルヘンシュトック、イエズイーテンガルテンそしてウンゲホイヤーなど、この地区で最高の畑と評価されているもののほとんどを所有しています。
ブドウ栽培はすべて殺虫剤、除草剤などの農薬を使わない有機農法を採用。栽培責任者であるヴェルナー・セバスチャン氏は、全てのブドウ畑のチェックを自分自身で行うことを日課としています。「ブドウは自分を育ててくれる人がわかるんです。いつも見守ってくれる人がわかるから、気持ちに応えようとしてくれるのです。だから私は毎日土の匂いをかぎ、畑の状態を確認してブドウにとって最高の条件を用意するのです」

全ての畑の状態が頭の中にあり、どう応えていくのか常に考えているといいます。また、有機栽培というブドウの育て方を目的とするのではなく、いかに自然の力を引き出し、それをブドウに与えるのかを研究しています。

収量を落とし、入念に手入れされたブドウをワインへと導くのは、醸造責任者であるミヒャエル・ライプレヒト氏。「ワイン造りにレシピはありません。畑ごとにも年ごとにも、発酵や熟成の期間は異なります。ブドウの声を聞き、ブドウがどのようなワインになりたいかを知ること ― それがワイン造りで最も大事なことなのです」

同じくファルツの名門、ミュラー・カトワール醸造所でも醸造を手掛けた氏は、輝かしい歴史を持つブール醸造所の醸造責任者として、毎日セラーでブドウと向き合い、ワインとの静かな対話を続けます。基本的に白ワインの発酵熟成はステンレスタンクで。一部グローセス・ゲヴェクスなど偉大なワインには木製の大樽を用いる場合もあります。赤ワインはステンレスタンクで発酵後、熟成にはバリックを用いています。

1849年の設立以来、1879年にはパリのワインコンクールで見事金賞受賞したのを皮切りに、英国皇太后の誕生祝賀会、ミュンヘンサミット、そして天皇皇后両陛下が招待されたシャルロッテンブルクの晩餐会に供されるなど、輝かしい実績を誇ります。ドイツのワイン評価本『ゴーミヨ』ではブドウ3ツ房評価、『アイヒェルマン』では、ほぼ5ツ星の最高評価。そのクオリティは国際レベルとしてドイツを代表する造り手のひとりに挙げられています。
 
オーナー: アシム・ニーダーベルガー
支配人: シュテファン・ヴェーバー
栽培責任者: ヴェルナー・セバスチャン
醸造責任者: ミヒャエル・ライプレヒト
畑面積: 60ヘクタール
年間生産量: 550,000本
最上畑: フォルスター・イェズイーテンガルテン、ペヒシュタイン、キルヒェンシュトゥック、ウンゲホイヤー、ダイデスハイマー・キーゼルベルク、ルッパーツベルガー・ライタープファッド
土壌: 砂質粘土質、風化石灰岩、玄武
ブドウ品種: 88%リースリング、8%シュペート・ブルグンダー&ドミナー、4%その他
平均収穫量: 45 hl/ha